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2024/05/05(Sun)19:47:18

下記は「東大掲示板」に載っていたものです。東大世界史・地理の勉強の参考になると思うので転載しました。
http://www.jukensei.net/u-tokyo/bbs/ibbs.cgi?mode=res&namber=1368&page=0&RES=1-8&H=tp&no=0&KLOG=6

■No.1368   世界史・地理の参考書  [編集] 
□投稿者/ haruka [ID:0GUGh7Ko] 一般人(4回)-(2005/08/11(Thu) 11:00:32)
世界史と地理の参考書選びに困っています。
(世界史はこれで問題ないか自信がなく、地理は候補を絞りきれてません。)
とりあえずインプット用についてアドバイスお願いします。

世界史
(下の通りで行くつもりですが、何か明らかな問題点とかありますか?)

・教科書『詳説世界史B』に『詳説世界史Bノート』を併用。
・『縦から見る世界史』と『横から見る世界史』

それと「資料」的なものはやはり必要でしょうか?
もしそうなら、何かオススメを教えてください。

地理
(絞りきれません。ⅰ.大まかな把握用とⅱ.基礎知識の暗記用の両方が欲しいです。
ただどれがどういう用途に向くかがわからないので、候補を羅列してみます。
これ以外でもっと良さそうなものがあれば教えてください。)

・(教科書) ※和田氏は地理の教科書はダメ、と言ってましたが・・・
・『権田地理 実況中継』
・『山岡の地理B教室』
・『要点がわかる地理B』
・『理解しやすい地理B』
・『一目でわかる地理ハンドブック―大学受験』
・『佐藤裕治の地理・合格講義!系統地理編』(「系統地理編」以外もある?)

これらのどれを使えば良さそうでしょうか?
大雑把用・基礎知識用それぞれお願いします。

それと資料や地図なども、どれが良さそうか教えてほしいです。
(昔のは持ってますが、この機会に新しいものを揃えようと思うので。)

私個人の状況は
・ともに学校では一通り履修。ただもうほとんど抜け落ちてます
(なので初歩からのスタートになるかと。)
・暗記は割と得意です。
・ともに本番では30点ちょっと取ることを目安にしています。

こんな感じです。

どちらか片方だけでも構いません。
力を貸してください。宜しくお願いしますm(_ _)m

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 ■No.1371   Re: 世界史・地理の参考書 [編集]
□投稿者/ ヴィチェンツァ [ID:2Q8DeeRq] 一般人(46回)-(2005/08/11(Thu) 14:15:06/Res1)
 
まず地理ですが、地理は知識だけでは得点力に直結せず、その場で知識を類推し、簡潔に情報を記述する技術が必要となります。

私の用いた参考書は
①用語集②地理の完成(山川)③権田地理の実況中継④実力をつける地理100題(増進会)⑤記述論述地理(学生社)⑥過去問・模試過去問⑦地図帳・データブックで、
③④でまず基本知識を詰め込み、①②⑦を参照しました。これで大まかな把握は出来ました。
そして⑤をやりました。これで知識はだいたいついたので、今度は⑥で実践的に答案を書く勉強に切り替えました。

世界史と違い、地理は字数が少ないので実際に記述の表現力を身につけるのがどうしても必要だし、問題を解くと、理解・暗記もはかどります。
だから、私は和田氏の「地理は解答・解説を読むだけで十分」という意見には賛成できません。
事実、「書く訓練」をして私は直前期までに得点力も安定することが出来ました。
ただ、「地理の教科書はダメ」という意見に賛成です。
 
 ■No.1372   Re: 世界史・地理の参考書 [編集]
□投稿者/ ヴィチェンツァ [ID:2Q8DeeRq] 一般人(47回)-(2005/08/11(Thu) 14:27:54/Res2)
  世界史ですが、
『縦から見る世界史』と『横から見る世界史』はオススメできます。
縦・横とは難しい言葉で言えば、「縦=通時性比較」「横=共時性比較」のこと。
なかなか面白くて、3回読みました。順番は横⇒縦の順番がいいです。

「資料」的なものですが、私は「ユニバーサル新世界史資料」(帝国書院)を使ってました。
資料集は自分の好きなものでいいと思いますが、この資料集は各世紀ごとに「○○世紀の世界」のように世界全図が載っており、その時代の概観が短文で述べられており、良かったです。
他の資料集にも同じ様なものがあると思いますが・・・
 
 ■No.1373   Re: 世界史・地理の参考書 [編集]
□投稿者/ ヴィチェンツァ [ID:2Q8DeeRq] 一般人(48回)-(2005/08/11(Thu) 14:37:13/Res3)
  2005/08/11(Thu) 14:38:56 編集(投稿者)

連続レスですみません。
最後に、本番の見直しで、注意すべきことを書いておきます。
・解答用紙の取り違え
・解答用紙のイロハ(解答用紙の裏表)
・氏名受験番号
・設問の行数制限
・指定語句への下線(他設問の指示の順守)
・題意の取り違え
・誤字脱字

この中のいくつかは私がミスった経験のあるものなので、絶対に注意してください!!
前もって東大模試で慣れておくと安心ですね・・・  

 ■No.1393   Re: 世界史・地理の参考書 [編集]
□投稿者/ haruka [ID:0GUGh7Ko] 一般人(5回)-(2005/08/12(Fri) 09:12:52/Res4)
  レス遅れてすみません。
どうもありがとうございました^^
大助かりです。

ただあと一つ知りたいことがあります。

地理の「地図帳」の選び方についてです。

地図なんてだいたいどれも似たようなものなんでしょうか。
中でも上手く絞ってあったり、使いやすいモノもあるんでしょうか?
何かオススメがありましたら教えてくださいm(_ _)m  

 ■No.1395   Re: 世界史・地理の参考書 [編集]
□投稿者/ 文2一年 [ID:kzuwVS8X] 付き人(93回)-(2005/08/12(Fri) 11:25:37/Res5)
  学校で使っていた地図帳はないんですか?道具にこだわりたい気持ちは分かりますが、地図帳のセレクトなんかで迷うのはどうかと…
どーしても気になるなら大きな本屋で自分で見比べた方がいいと思います。
あと個人的には「横から見る世界史」よりは帝国の教科書とかの方がいいと思います。参考書よりはところどころ間違いあるし、帝国の教科書は東大や阪大の世界システム論の先端研究者が書いている本ですから横のつながりにはとても強く、新しい切り口で記述されています。世界史論述はやはり最後は教科書ですし。
メインの教科書には向きませんが、システム論的な横のつながりを把握するものとしてはかなり使えます。まぁ「横から見る世界史」もいい本だとは思うのでどちらを使ってもいいとおもいますが。
  
 ■No.1401   Re: 世界史・地理の参考書 [編集]
□投稿者/ Revolutionist(文Ⅰ) [ID:27fgaIGI] 一般人(39回)-(2005/08/12(Fri) 18:38:54/Res6)
  基本的に地理よりも世界史に重点をおいてくださいね。こっちのほうが手間かかりますから。あと、世界史に東京書籍の教科書は必須です。ただし、教科書は必須ではありますが初期にやったら挫折する可能性もあります。ある程度基礎を終えた後に、見てみるとその偉大さがわかると思います。ただし教科書には掲載用語が少ないので用語は他の書籍で補う必要性があります。あと、個人的意見ですが「記述論述地理B」は数年前の過去問には使えますがここ最近の東大入試とはかなれ傾向がずれていると思いました。やるとしても(実際僕も買ったことは買いました)読み流す程度でいいと思います。

地図問題はほとんど出ないし、せいぜいチンリン山脈など中学レベルのものしか出てませんから地図帳は昔の出ない限りどれでもいいと思います。僕の場合受験中は一度も使った記憶はありません(笑)。

ちなみに参考までに僕が使った書籍は
世界史
・教科書
・荒牧の世界史見取り図
・詳説世界史論述問題集
・東大模試過去問(河合、駿台、代ゼミ全て)
・過去問
・実力をつける世界史百題(用語知識の充実が目的。でもやっぱり予備校のほうがいい)。

一般的な流れを言えば、東大の場合基本知識をさっさとつめこんであとは論述対策として、論述のネタをひたすら詰め込んでいくという流れです。過去問と模試問、詳説世界史問題集を全部やれることができたら(多いですが)世界史が裏切ることはないと思います。

地理
山岡の地理B(基本知識)
東大模試過去問
過去問

東大地理はどっかで見たことのある問題がほとんどです。基礎知識をさっさと仕入れてあとは模試問題などで論述のネタを仕入れていくと本番ではどこかで見たことのある問題ばかりになると思います(勝負はいかに要素が抜けないように書くか、ということになってきます)。
  
 ■No.1403   Re: 世界史・地理の参考書 [編集]
□投稿者/ 文2一年 [ID:1wa3TIbR] 付き人(95回)-(2005/08/12(Fri) 19:04:02/Res7)
  付け足しとして、Revolutionistさんも勧めている東京書籍の教科書は確かにおすすめですね。私はメインに使ってました。これも商業史・ネットワーク系に強いです。ただ、新課程ではどうなってるかは知らないので、一応使うなら内容確認してからの方がいいと思います。  

 

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2009/01/26(Mon)15:55:36
「東京大学新聞2007年9月11日」受験生特集号より抜粋

「東大世界史では,第1問で大論述が1題,第2問で小論述が複数題,第3問で短答式問題と1行(30字)程度の記述が合計10題ほど出ます。
 大論述は地域・時代を俯瞰するテーマが出され,小論述・記述では一つまたは少数の出来事の内容が具体的に問われます。従って,入試ではミクロ・マクロ両方の視点から体系的に歴史を把握する力が必要となります。この力を身につるには,自分の力で歴史の流れを視覚化することが有効でしょう。勉強の際,フローチャートと世界地図を作ることをお勧めします。手で書くことで用語の暗記が進みます。さらに,時系列・因果関係が整理されて自然と知識が体系立つため,深い理解ができるという利点があります。」

2009/01/26(Mon)15:22:38
東京大学受験において参考になるものをあげました。

【世界史】
〇教科書
「詳説世界史」山川出版社★
「新詳世界史B」帝国書院★
「世界史B」東京書籍★★


〇参考書
「詳説世界史研究」山川出版社★★
「世界史B用語集」山川出版社
★★

「新詳世界史図説」浜島書店

 テーマごとに内容がまとまっていて論述に適する。

「世界史図録ヒストリカ」山川出版社 
 
 見開きの中心部分に配置された年表で各地域の歴史と同時代史を一度に確認できる。

「ヨコから見る世界史」学研
「タテから見る世界史」学研


〇論述問題集
「出題パターン型世界史論述練習帳」旺文社
 論述問題の出題パターンを特徴・比較・意義・関連などの八つに分け,実際の入試問題を解きながら,パターンごとの答案の作り方を身に付けることができるようになっている。

「実力をつける世界史100題」Z会出版
 さまざまな長さの論述があり,採点基準も明確で自学しやすい。

「段階式世界史論述のトレーニング」Z会出版

 短い論述から段階的に大論述を書く力がつけられる。採点基準もついており自学自習ができるのも長所である。

「詳説世界史論述問題集」山川出版社
★★
 秀逸の出来である。第一章の通史と、第二章のテーマ史で構成されており、反復する事によって大学試験における知識体系・思考力・論述力が完成する。 Z会の論述問題集などが「知識の整理」という形なのに対し、こちらはより深く、包括的なレベルから世界史を捉えていて、一冊やり終えた時の達成感は段違い。世界史が苦手ではなく、余力がある人はこちらをやるべき。問題量は半端ではありません。気合を入れても2ヶ月はかかります。しかし、その分全範囲を網羅できています。


2009/01/26(Mon)00:36:50




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