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高等学校数学I/入門
出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』
数学 I を学ぶ意義
高等学校指導要綱の数学 I の目標には、
方程式と不等式,二次関数及び図形と計量について理解させ,基礎的な知識の習得と技能の習熟を図り,それらを的確に活用する能力を伸ばすとともに,数学的な見方や考え方のよさを認識できるようにする。
とあり、中学数学の続編としての数学とともに、理論的な思考ができるようになることを目標としています。
数学 I とは
数学 I は下記の分野から成り立っています。
旧課程にあった「個数の処理」と「確率」は「数学A」で履修することになりました。また、中学で履修していた「方程式と不等式」をこの科目で履修することになりました。
学習方法
学習方法は、個人の能力や適性などによって向き・不向きがあります。そこで、本書ではいくつかの方法を挙げてまとめるに留めます。紹介する学習法はあくまで参考であり、必ずしも正しいという訳ではありません。学習する目的も、その目標も、人によって違いますし、先に述べたように、能力や適性も異なります。これらの学習法を、自分にあった学習法を捜しだす助けにしてください。
復習を中心とする学習
高校数学全般において、数学には予習より復習に時間をかけるべきだと言われています。これにはいくつかの理由が考えられます。
- 数学が計算技術の側面を持っているため、技術の習得することを目的として、復習に時間をかけるべきである。
- 日常では用いない用語を用いることから、これらの用法に馴染むことを目的として、復習に時間をかけるべきである。
答案を書き上げたら先生に添削してもらい、論理的な飛躍がないか、用語の使い方が正しいか、などを確認してもらうことも、有効な数学の学習法です。基礎をすんなりと理解できるのであれば、応用問題や入試問題など積極的に解いていくことで、さらに力を付けていくことができます。
興味・関心を中心とする学習
正統派では無く、高等学校数学の一般的な学習法としては邪道にあたるのですが、学問を進めて行く観点からすれば自然な方法です。数学について教科書や授業の内容等から、自分が興味のある事柄について調べてみる方法です。学問の始祖は「疑問に思うこと」だとも言われており、こう言った知的好奇心は数学への理解・関心を深めていく上で重要な要素になるでしょう。ただ、入試や試験で必要だから、という理由だけで数学を学習する人には、難しい学習法だと思います。
(3) 石原千秋氏は『教養としての大学受験国語』において、この入試現代文という科目の勉強を通じ(利用し)
受験生にさらにその先へ行ってもらいたいという希望を述べている。
「… 「読解術」を「強化」しても、僕にはまだ大学の新入生としては不足なのだ。
では、僕が身につけてほしいものとは何か。それが文章との距離の取り方なのだ。
それは、高校国語と大学受験国語とのギャップを埋める方法でもある。
ふつう、受験国語の現代文の読解では、批評意識を持つことは許されていない。
その文章で語られていることが、あたかも絶対に「正しい」かのように読解することが求められている。
あるいは、読解の向こうにたった一つの「真実」があるかのように。
だが、この本の読者には批評意識を持ってもらいたいのである。
では、それを実践するためにはどうすればよいのか。それは、現代文を信じすぎないことだ。
そこに書いてあるのは、一つの思想にすぎないからだ。では、どうすれば現代文を信じすぎないですむのか。
それは、現代文に対して自意識を持つことだ。自意識を持つということは、ある文章を読解しながら、
もう一方でその文章を相対化することである。では、どうすればそのような自意識を持てるのか。
思考のための座標軸を持つことだ。そして、その座標軸の中に文章を位置づけることだ。
僕は、それを思考の方法と呼ぶ。…(中略)
…この座標軸をできるだけたくさん持つこと、それが僕がこの本で言う「教養」だ。
その意味で、教養とは知の遠近法のことだと言ってもいい。これ一つしかないというのは、知的ではない。…」
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